電動歯ブラシの選び方|振動式・回転式の違いと替えブラシの費用

電動歯ブラシは、ブラシの動き方(振動式か回転式か)で使い心地が大きく変わるため、まずここを決めます。そのうえで、買ったあとにずっとかかる替えブラシの価格と入手しやすさ、充電の方式を比べると、使い続けやすい1本を選べます。モードの数やアプリ連携は、その次に見る項目です。

動き方の違い:振動式と回転式

電動歯ブラシは、ブラシの動かし方でいくつかの方式に分かれます。名称はメーカーによって異なりますが、大きくは次の3つです。

電動歯ブラシの方式と特徴
方式ブラシの動き使い心地の傾向
音波振動式細かく左右に振動する普通の歯ブラシに近い形で、当て方に慣れやすい
回転式丸いヘッドが往復回転する歯を1本ずつ包むように当てる使い方
超音波式超音波の振動を加えるブラシ自体の動きが少なく、手で動かす前提の機種が多い

どの方式でも、ゴシゴシ動かすのではなく、ブラシを歯に当てて少しずつずらしていく使い方が基本です。手みがきの癖が強い人は、使い方の説明が分かりやすい機種や、押し付けすぎを知らせる機能のある機種を選ぶと慣れやすくなります。

替えブラシは「交換の目安」と価格で比べる

電動歯ブラシは、本体よりも替えブラシに長くお金がかかる道具です。パナソニックはドルツの替えブラシについて、交換は3か月が目安と案内しています。他のメーカーも、毛先が開いたり色が変わったりしたら交換するよう説明しているものが多く、本体を選ぶときに替えブラシの価格も見ておく必要があります。

  1. 欲しい本体に対応する替えブラシの品番を確認する。
  2. 替えブラシ1本あたりの価格を出す(複数本入りなら本数で割る)。
  3. 交換の目安の期間をもとに、1年で何本使うかを考える。
  4. 本体価格に1〜2年分の替えブラシ代を足して比べる。

替えブラシは、同じメーカーでも本体のシリーズごとに取り付け方が違うことがあります。パナソニックの替えブラシのページでも、本体の種類ごとに専用のブラシが分かれており、購入前に対応機種(型番)を確認するよう案内しています。互換品を選ぶ場合も、対応機種の表記を確かめてからにしましょう。

替えブラシが手に入りにくくなると、本体がまだ使えても買い替えが必要になります。発売から年数がたった機種を選ぶときは、対応する替えブラシが今も販売されているかを確認しておくと安心です。

ブラシの種類

同じ本体でも、付け替えるブラシによって当たり方が変わります。

  • 極細毛ブラシ:毛先が細く、歯と歯ぐきの境目に当てやすい作り。
  • 標準のブラシ:歯の表面全体を磨く基本の形。
  • ポイント磨きブラシ:小さなヘッドで、奥歯の裏や歯並びの重なった部分に当てる。
  • やわらかめのブラシ:歯ぐきへの当たりが気になる人向けに用意されていることがあります。

家族で1台の本体を共有する場合は、色違いのリングなどでブラシを見分けられるかも確認しておくと便利です。

充電方式と電池の持ち

充電の方式は、置くだけで充電できるスタンド式と、ケーブルを差し込むUSB式が主流です。洗面所にコンセントがあり据え置きで使うならスタンド式、旅行や職場にも持って行くならUSB式や充電器が小さいものが扱いやすいでしょう。

  • 1回の充電で使える日数は、仕様表の「使用時間」や「充電時間」の欄で確認できます。
  • 乾電池式は本体が安く軽い一方、電池代がかかり、振動の強さが電池の残量で変わることがあります。
  • 海外で充電する予定があれば、充電器の対応電圧も見ておきます。

モード・センサー・タイマー

上位の機種ほど機能が増えますが、毎日使う機能かどうかで判断するのが無駄の少ない選び方です。

  • タイマー:一定時間ごとに振動の変化などで知らせ、磨く場所を移るきっかけになります。
  • 圧力センサー:押し付けすぎたときに光や振動で知らせます。力が入りやすい人に向いています。
  • モード切替:振動の強さや動きを変えられます。歯ぐきへの当たりが気になるときに弱いモードを使う、といった使い分けができます。
  • アプリ連携:磨いた時間や場所を記録できる機種があります。記録を見返す習慣がある人に向きます。

歯や歯ぐきに治療中の部分がある人、矯正装置を付けている人は、使ってよいかやブラシの種類について、かかりつけの歯科医院で相談してから選ぶと安心です。

手みがきから切り替えるときのコツ

電動歯ブラシに替えたばかりのころは、振動の強さや音に驚いたり、歯みがき粉が飛び散ったりして、使いにくく感じることがあります。慣れるまでの数日は、次の順番を意識すると扱いやすくなります。

  1. ブラシを口の中に入れてから電源を入れ、口から出す前に電源を切る。
  2. 歯みがき粉は少なめにし、泡立ちすぎないようにする。
  3. 弱いモードがあれば、最初はそれを使う。
  4. 歯の外側・内側・噛み合わせの面と、順番を決めて少しずつずらす。

使い終わったら、ブラシを流水で洗い、本体から外して乾かします。本体とブラシのすき間や、充電スタンドにたまった水あかもときどき拭き取りましょう。お手入れのしやすさは、ブラシの取り外しやすさや本体の形で変わるため、商品ページの写真や取扱説明書で確かめておくと安心です。

歯と歯の間の汚れは歯ブラシだけでは届きにくいとされ、デンタルフロスや歯間ブラシを併用する人もいます。電動歯ブラシのメーカーの中には、口の中を水流で洗う機器を用意しているところもあるので、あわせて使いたい人は同じメーカーの製品も見ておくと選択肢が広がります。

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まとめ

電動歯ブラシ選びで後悔しやすいのは、本体の価格だけで決めてしまい、替えブラシ代や対応品の少なさに後から気づくケースです。振動式か回転式かという使い心地をまず決め、対応する替えブラシの価格と交換の目安を確認したうえで、充電方式や機能を比べていきましょう。